SC2ガチ勢(プロを含む)の書いた文章を読んでいるとZのビルドオーダーには大きく分けて2つしかないことが分かってきました。1つは14pool・21hatで、もうひとつは15hat 14poolです。即セカンドとそうでないビルドオーダーと考えればいいでしょうか。日本語でZergのビルドオーダーを検索すると7Roachとか出てきますが、そんなオーダーはいりません。全然強くない内政無視のCheeseオーダーです。初期ラッシュで潰してしまうような戦いがしたいならプロトスを使ったほうがいいです。
ビルドオーダーの定義ですが、私は将棋の得意戦法のように相手がどんな行動をしてきてもその行動をするというオーダーだと思っています。建設する建物によって大きく生産するユニットが変わってしまうテランにとっては特にこのビルドオーダーをどうするかが重要になってきます。しかし、Zergはすべてハッチェリーからユニットを生産するシステムのため、相手の出方によって生産するユニットを大きく変える事ができるのでビルドオーダーで生産するユニットを固定化する意味が他の種族より薄いです。つまり、Zは他の種族よりもビルドオーダーの重要性が低いと思います。
Zには相手の出方に関係ない部分というのは少なく、ビルドオーダーは即セカンド(15hat 14pool)と14poolのオーダーを覚えれば良さそうです。一応、内政面を充実させるテクニックはあるので、それを覚えれば内政面は充実させることが出来るでしょう。
私が分かる範囲でのビルドオーダーを紹介しておきます。
▽14pool・21hatオーダーの特徴

非常に距離が近いマップ(例えば上のようなMetalopolisの最短距離・Delta Quadrant)では、即セカンドのビルドオーダーを実行することはかなり危険が伴います。そのため、セカンドを建設する前に14poolからZerglingの生産(もしくは生産の準備)をしてから安全にセカンドを建設することで安全にセカンドを建設します。また、ワーカーを使ったセカンド建設の妨害がある場合やZミラーの時も安全に14poolを選択するべきでしょう。
▽14pool・21hatオーダーの手順
まず、最初のオーバーロードを相手のベース付近に飛ばします。同時にサプライが10になるまでワーカーの生産し、2体目のオーバーロードの生産を開始。この時、Metalopolisのように距離が近いと大きく戦略を変えなければいけないマップでは必ず相手の位置を確認しておきましょう。他のマップだったら、偵察はpoolを立てた後に相手のベースの位置と入り口付近を見るぐらいでもいいと思います。
2体目のオーバーロードの生産が終わったら、サプライが14になるまでワーカーを生産。そして、ガスかpoolを立てます。この辺りの善悪は微妙です。どのような選択をしても大差はないですが、ゆったり出来そうなら14gas14poolが最も効率が良さそうですが、Zerglingを速めに出したい場合はワーカーが13体目で13poolを立ててしまってもそれほど内政に影響は無さそうです。
次に15体目までワーカーを生産して、オーバーロードの生産を開始したら、ここで一旦生産を止めます。ガスが採取できるようになったらワーカーをガスに移します。poolの建設が完了したら、QueenとZergling2体(サプライ18になる)を生産して、Zerglingで相手のベース付近を偵察させます。
ガスが100採取できたら、ワーカーを一旦ミネラルに移してミネラルを溜めます。ワーカーの生産を続けて、サプライが21に到達したらセカンドを建設します。この間にQueenが生産され、Leavaの種付けを行っているはずです。そのLeavaが生まれたら、またガスの採取を開始します。このあたりで相手のベース付近に待機させてあったオーバーロード(1体目のオーバーロード)を突っ込ませて相手のオーダーを偵察させます。
このガスの採取を止めたり、再開したりする手順は始めは意味が分からないかもしれませんが、この手順を覚えることで序盤の生産が非常にスムーズになります。ここまでは1つの完成されたオーダーだと思います。
ここで分岐点。1つは、ローチウォーレンとエヴォリューションチャンパーの建設をして、数体のローチとスポアを用意してからLair進化をする。もしくはプッシュをするオーダーです。このオーダーなら相手がどのようなオーダーできても比較的安全に対処できそうです。対テランでは最初にベインリングネストを立てる必要はなく、ヘリオン警戒でローチのほうが先です。
もうひとつはマイクロに自信があるなら、すぐにLair進化してしまうオーダーです。しかし、その間はZerglingとスパインクローラー、Queenで対処しなければならないのが大変です。その対処に自信があるならこちらのほうが進化を早めることが出来る分優秀なのでしょう。Lair進化を急ぐことでクロークバンシーやAirユニットに対してスパイアやハイドラリスクデンが間に合います。
ここからのオーダーはスパイアを建設して、ミュータリスクの生産からハラスしつつのサードの確保やインフェステーションピトからHive進化などいろいろありそうです。
最近のトレンドはインフェステーションピットからHiveにさっさと進化してしまって、インフェスターで相手の軍を足止めしつつ時間を稼いで、Hiveユニット(ブルードロードとウルトラリスク)の登場を間に合わせてしまう戦略のようです。
▽15hat14poolオーダーの特徴
距離が離れているマップは相手がよほどリスクの高いオーダーを組んでいない限り、ほとんど即セカンドが組めてしまいます。セカンドが無事に建設出来たら、1ベースの相手よりも内政の効率を高めることが出来るでしょう。ただし、やはりMetalopolisの最短距離・Delta Quadrantのようにかなり近い距離の配置だとラッシュを防ぐのが非常に困難になります。
対テランでは鉄板オーダーで、対プロトスは隙あらば狙う感じで、ZミラーだとZerglingの到達が早いために難しいです。
▽15hat14poolオーダーの手順
まず、最初のオーバーロードを相手のベース付近に飛ばします。同時にサプライが10になるまでワーカーの生産し、2体目のオーバーロードの生産を開始。
オーバーロードの生産が完了したらサプライが15になるまでワーカーを生産し、ここでワーカーの生産を止めます。ミネラルが200程度溜まった時にワーカーの移動を開始させ、セカンドに到達する頃にはミネラルが300溜まっているぐらいなので、すぐにセカンドを建設を開始します。そして、ミネラルが200溜まったらpoolの生産を開始します。
この後はワーカーの生産を再開し、サプライが15になったらガスを建設、サプライが再び15になったらオーバーロードの生産を開始し、再び生産を中止します。そして、poolの生産が完了したらQueenと2体のZerglingを生産します。
ここからのオーダーは14pool・15hatのオーダーと同じなので省略します。